2008.05.03
チベットのこと
神を敬うように
自分を敬う ということ
自分を敬うように
他者を敬う ということ
それはそれぞれ異なった事のように見えて
同じ事だ
自分を敬うことが出来なければ
他者を敬うことなんて出来ない
同じように
他者を敬うことが出来なければ
自分を敬うことなんて出来ない
世界には多くの民族があり
多くの宗教があり
哲学の流派が存在する
言葉も違ければ
肌の色も違うし
信じる神の姿も違う
大切なことは
他者の違いを見つけ、自分を押しつけることではなく
共有できるものを見ようとすること
攻撃ではなく許し合うこと
人は弱い
ゆえに他に人は何かを求めがちだ
真実は自分の中に在る
それを分かっていれば
自分を信じることが出来れば
たとえ他者と自分の違いを見つけても
理不尽な攻撃や暴力はしないだろう
チベットでいま起きていることは遠い国のことではない
いま起こっている真実を
ちゃんとこの目でみたい
本当の事は目をそむけたくなる現実かもしれない
それでもちゃんと真実を知りたい
チベットにある哀しみや苦しみは
わたしたちの哀しみや苦しみだ
彼らの大切にしてきた文化や神は
残虐し民族を減少させた現実の中に今あるということ
中国の赤があの国に流れる血を想像させるものでなく、
人々を受け入れぬくもりを与える火であるように
わたしは祈る
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