2007.06.21

生を想う

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飾りはすぐ脱がされる
一瞬の不意という隙間をつかれれば
誰もが、どんなに厚い飾りをも脱がされる

ちょうど夏至の一週間ほど前、
私はインドの山岳地帯の病院のベッドにいた

田舎町の政府の病院は、まるで戦時中のように影が潜み
目を見開いて見ることの出来ない光景が 広がっていた

いるはずもない私もが、他のインド人がそうであるのと同じに
その空間の一員として存在していて
日本人だ、とか 旅行者だ ということは関係なかった

ゆっくり回る壊れかけたファンと、ハエがたかる病人の咳き込む音が
死をささやいている気がして 目を強くつむることで紛らわした

5日間ほどでも食べ物が食べられないと、人は衰弱する
立つことも、しゃべることも、まともに出来なかった

ふと、通りすぎた何人もの物乞いと、そう変わらないと感じた

同等だった

はじめて全てが平等だと思えた
そしてこみ上げてくる生きたいという気持ちは
天への感謝を生み、心から 生を想った

インドは破壊と再生の神の領域だというならば
私はこの肉体を通してそれを体感したのかもしれない

生きているのか
生かされているのか

そのどちらでも 
ただ私は 生を想う 

それが人間の本能であるから




今日、日本に帰ってきました
9月と10月にLIVEも入りました
また詳細upします

すてきな夏至を






 







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