2013.03.27

満月の滝行

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花冷えの満月。
今日は滝行へ箱根の神山へ入りました。

山は霧と新緑と苔が広がり幻想的で、深い森の吐息に
触れているようなとても美しい時間でした。

もちろんまだ水は凍るほど冷たく、祝詞と真言を
凛とした心で唱えていても水の中でははじめ言葉も
出せないほど寒くて苦しい行です。

でも不思議なことに水は途中で急に冷たく感じなくなるのです。
心地よくていつまでも入っていられるような
そんな気持ちにさえなります。感覚が麻痺するのではなく、
感覚がしっかりとありながら水と一体になるその瞬間は、
他との隔たりをつくっては争う人間の感情とは次元の違う
世界が広がっています。

苦行とされるこれらの自然界での行は実は本質的な快楽と
いえるくらい喜びに満ちています。
大地はきっとそれを当たり前のように生きていて、
それを私たち行者は一瞬享受するのですが、
それは古来の人々からしたら決して特別なことではなく
日常の一部だったのだと思うのです。

自然と触れることは自分自身と触れること。
そして自分と他というその領域をも超えた時、
何か大きな存在に気づき大地は崇め守られてきたのだと思います。

まだ水が流れている感覚が続いている身体と共に
今日は水の夢をみたいと思います∞





すてきな日々を





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