2012.08.12

旅をして、旅を終えて

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チェンマイの朝、目覚めたら
日本の自分と遠くの地を旅する自分が
一緒である事を夢を手放しながら知る

旅はいつも縮図としての日本の小さな自分を
この世界に映し出すのだ

日常の中、見落としがちな「自分」という存在を
時間が少し揺らぐ異国で観る

街を歩きながら
人と触れ合いながら
自然に体を委ねながら

つきまとう自分を
風景の中に観る

それはカメラのフィルターから映し出される
6×6の正方形の世界で

一瞬のシャッターを切った時に
まるで自分自身を投影しているような
気持ちにさせられるのと少し似ている

旅を終え、日常の中に居る今も
それはかすかに続いている

心地よく吹く夏のはずれの風は
チェンマイ郊外の田んぼに囲まれたヴィラの夜を思い出させるし

お盆のお供えの花束を見れば
市場の色彩豊かな花売りのおばあさんを思い出す

そして同時にその時感じた「自分」を思い出す

弱くて泣き虫な自分
凛として立ち向かおうとする自分

そのどちらもここでちゃんと息をしている
ただそれだけのことだけど
それが今をつくっているということ

それを少し知るだけで明日への勇気になるのだ



そんな旅路の中で唯一、自分や全ての存在から離れ
時間も言葉も感情も超えたひとときがあった

それは首長カレン族の少女たちが持っていた
中古のギターで唄を歌わせてもらった瞬間だった

奄美の島唄を歌ったら、子どもたちが寄ってきて耳を澄ませた
透明な空気が音と混ざって繋がって
わたしたちはその小さなひとときを結んだ

みんなで笑ったし
みんなで拍手をした

知らない土地の片隅の村で
音が何かをつないだ

わたしはあなただったし
あなたはわたしだった


旅でのすべての出来事は
新しいわたしをそっとつくっている


もうすぐ秋を待っていた虫たちが
夜空へ唄を捧げる季節

きっと少し肌寒くなった頃
わたしはあの日の出来事をまた思い出すに違いない

新しい自分と一緒に






***

新月まえ
みなさんお元気ですか?

東京の空はまだまだ太陽が近く
暑い日々が続いていますが
夏バテしていませんか

そう言うわたしも夏風邪でデトックス
ここ一週間はダウンしていました

いまは体に優しいごはんや
野菜を中心に三年番茶を毎日飲んで
ゆっくりとした時間を過ごしています

こんなにゆっくりした時間を過ごせるのは
本当に久しぶり

普段出来なかった事や友人に連絡をとったり
自分らしい時間を過ごせつつあります

来月あたりからそろそろちゃんとレッスンを
はじめないとなーということもあり
今は体のメンテナンスとこれからしたいことの
整理をしています

旅へゆき
新しい色彩の風をたくさん吸い込みました

たくさんの、自分の中のキャンバスに描かれた絵たちを
明日からの路にいかしてゆきたいです



すてきな日々を





















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