2012.03.25

生と死と、光と闇の先にあるもの

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わたしの中でひとつの宇宙が死んだ

それは穏やかな日々の
誰もがいつもの場所へいつも通りに歩いている
変わることはないと思い込んでいたそんな普遍的な日常に
ひっそりとその瞬間を待っていたかのように潜んでいた

その通過儀礼のような瞬間は瞬間として過ぎ
またいつものように風景もわたしも呼吸をした

何もなかったかのように「明日」は始まり
また雑踏へと歩き出した

まばたきをすればそんなかすかな変化にも
誰も気付かない、というほどに
それは一瞬のことだった

だからわたしはいつもそうしてきたように
そうやって歩き出したのだ


どこかいつもと心の、いや身体の一部が違う
そういうことに気がついたのはそう遅くはなかった

歩き出してしばらく経つとその一部が
まるで言葉を持ったもののように語り出した

その時ああ、わたしの中でひとつの宇宙が死んだんだ
と思った

生と死は同時に化学反応を起こし
死はまた違った形で生き始める
白を身に纏ったわたしのなかの宇宙は
そうやって姿を変え、鳥のように高く天へと飛んでいった

わたしはこの事を忘れゆく人間の記憶装置に
文字として記す事で刻み込もうと思った

深く夢をみるように、深く刻もうと思った

それは死に対面したからというのではなく
むしろ生に対面したからなのだと思う



真冬が溶け春が太陽を紡ぎ出したころ
わたしは本当の意味で歩き始める

死んだ宇宙をこの心に抱いて











***
新月明け
お元気ですか?

わたしは冬眠(?)をあけ
はじまりの時にいます

眠っていた表現力がわたしの中で
ざわざわと騒ぎ出しています

そろそろまた表現の旅を再開しようと思います

果てのない海への航海ですが
この大海原にわたしの唄をこめて
自分らしく前へ進んでいこうと思います



すてきな日々を




















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