2010.11.12

思考をやわらかくする




旅から帰ってきたら
ゆっくりとしている暇もなく
いくつかのステージが用意されていた

音を奏でる幾人ものアーティストに触れ
久しぶりにわたしの細胞が呼吸をしているようだった

どれもたくさんの学びをもらい
そして音を奏でる中で、すてきな瞬間もあって
映画を立て続けに観た気分だった

社会との折り合いはまだついていない

音楽を奏でることだけで
すべてを賄える日が来るまで
きっとこの旅は続くのだと思うけれど

ようやく最近は微かな光をどことなく感じて
ただその光の指す方向へ
進めばいいのだと思えるようになった


意固地になってしまった私の中の思考が
それはまるで硬くなってしまった絵の具のチューブみたいに
色彩を生み出すにはとても使い物にならなくなっていた

旅はそんな硬くなった思考を
幾分やわらかくしてくれる

アイデンティティは
本来は他からの影響で塗り替えられるものではない
情報社会のクローン化した思考にはオリジナリティは存在しない

人には必ず
どんな人にも血の通った自分という軸があるはずだ

それを覆い被せて生きる術は
この国にいれば身につくけれど

もっと思考は自由でいいのだと
旅は教えてくれる

さまざまな環境、カルチャー、社会のなかで
生きている、ただそのことのみは
どの国に行っても同じで

そうなるとおのずと
いかに自分の魂と呼応するか
というとってもシンプルな思いに至る


ラオスで出会った僧侶は勉強し続けることが夢だと言った
中国の国境ラオカイで出会った商人は日本に行くことを夢見てた
ハノイで出会った物乞いの少女は字が書きたいと言った

すべてに同じ時間が流れている
そしてそれぞれの人生を奏でている

それは絵を描き続ける絵描きのように
そのどれもが、どの時間もが美しい

そう
この世界はまだ捨てたもんじゃない






***
新月あけ満月前

お元気ですか?

来月はライブがまた一本
そして久しぶりに芝居もやることになりました

ベンダビリリという映画を観たことも影響して(笑)
最近はヨーロッパツアーを夢見ています

ファイヤーダンスとのショーは
パフォーマンスという意味では海外でやってみたいセットで
言葉を超えた何かを届けることが出来るのではと
感じています



すてきな日々を
























この記事へのコメント
旅。
その通りだと思います。
Posted by kaz at 2010.11.15 21:09 | 編集
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