2009.12.19

唄のあと

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唄を歌い終わったあと
いつもどうしようもない孤独感がつきまとう

それは寂しさからの孤独感ではなくて
生に向き合うことで生まれるような
深い海の底のような孤独感

走り出して何処かへ帰りたくなるような
往く宛てのないその小さな衝動が
拭えないままいつも眠りにつく

飾りを取り除いたわたしなんて
とっても小さくて

それでもわたしは
そんな自分に出合うために
繰り返しステージに立つ

透明な旋律の音になりたくて
響きのなかの細胞と一体になりたくて

また唄を歌う


朝目覚めたら
またわたしはいつもの様に
頭のてっぺんからつま先まで飾りをつけ
出かけてゆく

ただひとりの
ありふれた女として



***
新月あけ
お元気ですか

寒さが苦手なわたしは
沖縄にいるのに
冬眠モードです

といってもなにかと
うろうろと忙しくしています

このblogを書くときはいつも
何処か遠くの人に手紙を書いている気持ちです

遠い世界の、砂漠の向こうの
どこか遠い場所へ

そうやって想いを馳せて
文を綴っています

その何処か遠くの人は
もう一人のこの世界に浮遊する自分自身
なのかもしれません

今年も終わり
このblogも早いもので3年

今年もすてきな年でした
arigato


すてきな日々を














Posted at 14:24 | 音楽 | COM(0) |
2009.12.04

上へ

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モノトーンの世界に埋もれた
いくつもの感情の残骸に触れて
もう忘れようとしていたあの日のにおいにふれる

あの部屋に閉じ込めたはずの
冷たい血のにおいが
どこかで香って

システマチックに機能する 
大都市の冬の街をさらに孤独にみせた


「上だよ上」


あの日わたしは明らかに都会のど真ん中で
漂流して行き先を見失っていた

右なのか左なのか
どちらへ進めばいいか分からなくなって
南の島に住む友人に電話した

「どっちへいったらいいのか分からない」

そう泣きじゃくって急に電話してくるわたしに
彼は「上だよ上」と答えた



あれから何年もたつ
あの時とこの街の風景はたいして変わらない

真新しさと捨て去られたものと、混沌が入り混じった
逃げ場のないこの無機質さは
変わっているようで変わらない

深すぎる地下鉄に続くエスカレーターから
かもし出されている独特なあの空気

わたしは太陽へと続くそのエスカレーターを
一気に駆け上がり外へと出た

上へ

わたしはそっとそう呟いて
洋服に付いた混沌をぱんぱんと振り払い

また歩き出した










満月明け
みなさんお元気ですか?

ようやくこの島も冬を思い出したみたいで
家で本を読んだりモノを作ったりする時間が増えました

自分と向き合う怒涛の数ヶ月の旅(?)も
すこし落ち着いてきた気配

きれいな星空の下、寝転んで
ひさしぶりに流れ星を数えたいな


すてきな日々を

























Posted at 16:32 | ひとりごと | COM(0) |