2008.11.28

高尾のこと

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霧がかった森の中、森の住人たちの声がこだまする
木々の隙間から光がさしこんで、光で霧がきらきらと光る

立ち止まっているとふと小さな色彩が目にとまった

なだらかな、なだらかな路にはたくさんの花が咲いていた

形や表現もそれぞれで、ひとつひとつが「生」の中心にいるようで
それはすべてが完全なる美そのものだった

自然には美の根源とその先の未知なる世界が、
アートや造形、理論や哲学それらを超越した美が在る


以前友人が住む高尾の山に行ったとき、高尾の森を歩いた

自然が持つ美に対面し、忘れかけていた呼吸の仕方を
思い出したのを覚えている


高尾の山には今おおきな、不気味なトンネルが掘られている

反対運動をしていた拠点の「デッキ」も撤去された
たくさんのバリケードとして集めたドリームキャッチャーも一緒に


たくさんの人が泣いた

たくさんの人が嘆いた

それでもトンネルは掘られる



でもこれは高尾に始まったことではない

日本が先進国を目指そうとしてきた頃から、
もうすでにこれらのことは繰り返されてきた

小さい頃、家族で出かける登山の道中で、
家の近くの山や森で、
たくさんのこういった姿を見てきた

ダム工事、高速道路建設、電波塔
高層ビル、娯楽施設、マンション

削られかけた山の斜面に赤土が露出して、
それは山が血を流しているように見えた


反対はしてこなかった

私たちは、繰り返す問題が当たり前になって、
見逃し続けた


失ってみて十分に分かった


自然を削ることは、私たち人間の命を削ることだということ

一時の利便性は、幻だということ


昔の人はそれをちゃんと身をもって知っていた

だから山には神がいるとして、
木々や水、岩境を崇めた

いまもそれは神道として日本に残る

アニミズムのルーツ
本来人間が持つべき生き方への知恵がそこにある

願いごとをかなえようと神に手を合わせるだけでなく、
手を合わせるとは自然に感謝し、
自然に助けられて生きているという事を、再認識するということ


自分の中に在る神

それに気づき手を合わせることが出来れば、
山を削ることなんか出来ない

人間が自然であり、自然が人間であるように


トンネル工事は
今日も私たち人間自身を削っている







***
今日は新月です

冬を思い出した空は
凛として、星がとても力強くみえました

最近わたしの周りでは旅に出る人、
旅から帰ってきた人が多くいます

友人が昨日ベトナムに旅立ちました
両親も来月ペルーの山に行くようです

北海道からはともに音楽を旅する仲間が、
楽器を持って帰ってきています


人や月のサイクルに自分のサイクルも再確認
なんだかいい日旅立ちな気分です

すてきな日々を





おまけ

私のお気に入りなAVEDA(自然派コスメ)の
holiday giftのCM 
ネパールの景色がすてきです
http://www.aveda.com/flash/holiday2008/jp_popup_20081030.tmpl




















Posted at 23:11 | ひとりごと | COM(0) |
2008.11.14

ダライラマ

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ダライラマがステージに現れたとき、
確かにそこだけ光に包まれたように見えた

それはなんというか自然現象的というか、
当たり前のようにその場の空気が変わった

自然現象
そう、ありえないと「当たり前」を勝手につくっている、
人間の概念を寛がされる、まさにその瞬間

自然の超越したその神秘を垣間見れる、
その瞬間に私は立ち合えたような、
そんな感覚が充満した


小学生の頃だった

家族で槍ヶ岳という山に登ったとき、
仙人が今にもあらわれそうな岩場をよじ登り、
7.8人もいればいっぱいという小さな山頂に着いた時、
ブロッケンという現象と出合った

ブロッケン現象はサークル状の虹で、
霧がかった宙を浮き、自分の影がその真ん中に映るという
なんとも神秘的な自然現象だ

思わず手を合わせている

そんな瞬間に立ち合うとき、
神はいるのだと、子どもながらに感じたのを覚えている

内面と自然とが交わったその隙間に
わたしは光をみた


ダライラマはそんな自然のなかに存在する、
神秘そのものに見える

だからといって特別なことは何も言わない

ユーモアで、時に子どものような、
学者のような一面もある

月がずっと今日のように満月でないように
人は泣き、怒り、笑って、それを繰り返すように

「きれいな」言葉では表しきれないその人間らしさに、
飾りを捨てて、こんなにもシンプルなその生き方に、

愛を感じる

たくさんの本を読みあさり、どんな高貴な思考を手に入れても、
魂をゆさぶる何かがなければ、それは飾りにすぎない

ダライラマがそうであるように
自然がそうであるように

多くを語らなくても、多くを語れる人

そういう人に私はなりたい





***
満月。
あふれる光に浄化されるこころ

みなさんお元気ですか

私はクリスタルをいつも満月の前夜に、
外に出し浄化してあげます

最近はヒマラヤの水晶に出会いました

一回分裂して、また繋がったという一本のクリスタル
うん。自然は神秘すぎます


そうそう、先日北鎌倉の森でyogaをしてきました

インストラクターのrieさんの声が、
自然の木々の音や鳥たちの声と調和∞して、
すてきな時間でした

そうわたしたちも自然の一部
日常からのescapeとかいって、特別な環境として
自然をとらえてしまいがちだけど

人にも水が流れていて、太陽のようにあったかい
自然が神秘に満ちているのとおなじように

みんな旅するアルケミストなんだよね


なんかいいな
















Posted at 00:54 | ひとりごと | COM(1) |