2008.07.18

ありがとうのこころ

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人生には時に身をもって学ぶということがある

それは言葉や知識をたくさん手に入れても
たとえ悟り、この身体に執着をなくすことが出来ても

ここにこうやって生きているうちは
そのどれもが意味をもたない一瞬であり
身体をとおして、何かから学びを体感する瞬間でもある

以前インドネシア・スマトラで大きな地震があった
大きな地震は津波を呼び、たくさんの命が奪われた

沖縄に住んでいる時だった
そしてその頃のことを今でも忘れない

忘れないのはこの身をもって体感したことが、
学びとなり、いまも私に刻まれているからだ

ちょうどスマトラで地震が起きた頃、
原因が不明のまま私は倒れた

病院で点滴をうけてどうにか立てるようになるまで
数日間、私は生きている心地がしなかった

いつもの日常がとても特別なものに見えた

食べることができること
沈みゆく赤い夕日をこの目でみれること
この足で好きな場所に旅が出来ること
涙を流し、人を想えること

どれもが本当にかけがえのないことだった

日常の流れにそんなことは当たり前になって
時には哀しみの出来事に
なぜこんなに苦しまなければいけないのかと
生きていることに不満を漏らしたりもした

気づけば
こうやって生きているただそのことに

感謝を忘れていた


その出来事から私は朝と夜、欠かすことなく
感謝の祈りをしている


それでも

それでも人は忘れてゆく生き物だ

大切な気づきをしても
それを自分の根源というか魂に
根付かせないとまた同じ経験を、学びを、繰り返す


欲望や執着は自分を追及しているようで
自分の真実から遠のかせ

私は手を合わせているようで
祈りはただ繰り返す「日常」と化していった


そしてインドに旅をした時、同じ体験をした
沖縄での出来事よりもっとハードだった

インドの山岳地帯
戦時中のような病院
もうすぐ死にゆくであろう病人のとなりで

何人も通り過ぎてきた物乞いと、
何一つかわらず
ただ、手をさしのべている自分を横たわらせながら

毎日の感謝の祈りを忘れていた事に気づいた

手を合わせていても、悲しみや苦しみの試練の中で
心からありがとうと想うことを、
すっかり忘れてしまっていたことに
気づいた


私はただ生を想った

そこにはただ感謝だけだった

光と闇の混在するこの社会に
その遭遇するどれもに

ありがとうのこころでいっぱいになった

今日もいつもと同じように

朝と夜
私は祈る

すべての光と闇に
大地のおおいなる神に
祖先や私を支えてくれている
たくさんの光に
自分自身に


ありがとう 








***
満月の夜いかがお過ごしですか
昨日満月の前夜の光とともに
映画「ゲド戦記」をみました

光と影、生きることと死にゆくこと
大切なことを想い出させてくれる
とてもすてきな映画でした

「ゲド戦記」から
時の歌
(透き通る風みたいな声と、歌詞もすてきです)
http://jp.youtube.com/watch?v=CH1RehRyGH4&feature=related






すてきな日々を








Posted at 23:15 | ひとりごと |
2008.07.03

新月の門出

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心伝う 涙の影は
空の月ぬ 月に惚れて

鳥になった 私を描く
あなたの空に ただ会いたくて


どこかで月を 見上げているなら
光の声に 耳を澄まして

あなたがどうか 幸せで
あるように 唄うから




7月3日 今日は新月です

ちょうど26年前のこの日、
私はこの世に生まれました

光は始まりの新月
生まれ変わり
満ちてゆく

この月と同じように

また新しい旅が始まります

ここにいること
唄を歌い
言葉を紡げること

出会った数え切れない光たちと
心に在る 穏やかな灯に

たくさんの愛と
ありがとうをこめて





sonora







Posted at 01:09 | 音楽 |