2007.04.27

南と雨

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小さな里帰りを終え沖縄から戻ってきた
相変わらずの柔らかい空気と大地の流れとリンクしている時間の流れ

大好きだった場所がなくなっていることもあったけど
すてきな場所もふえていた

島は梅雨のはしりで毎日雨が降っていた

沖縄の家族のような仲間と小さな民家で
朝崎郁恵さんの島唄をききながら
言葉もなく外の風を見ていた時、突然
透き通った涙が、魂から瞳を通して流れてきて止まらなかった

2年間分の島に対する想いが溢れてきた
同時に自分の中の隠していた真実を、やっと解放できた
それは一瞬の出来事として通り抜けた風ではなく、
今もその透明な真実に包まれている


魂というものは真実の前でのみ、赤く揺れる
自分の灯を絶えさせることなく
真実を真実として受け止めたい


雨は南の私を呼んだ
魂はもう知っていた事かのように
静かに揺れて答えた

南に戻ろう と











Posted at 14:11 | | COM(0) |
2007.04.21

魂の記憶

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必要なことが、必要な分だけ
必要なタイミングで 起こる

23日から沖縄に行くことになった

ブーゲンビリアと心をほどくアジアの空気が
春に馴染んでいない冷たい雨を遮るように
ここまでとどいた

それはまるで誰かに呼ばれて、はいと答えるように
自然なタイミングと、自分の意志以外の大きな流れによって
もたらされる、不思議な旅の決定だった

オカルトっぽくなりそうで、これ以上うまく表現できないけど
タイミングが急にそろって動き出した っていうようなとこ



2年前の春、私は大きな花束を抱きかかえて、那覇の空港にいた
それは短かった沖縄での2年間の学生生活との別れの日だった

運命の人に惹かれるようにあの島に惚れ
横浜の生活から離れ島に渡ってから、あっという間の最終日だった

今でもその日の残影が心にかすむ
私の中で過去を手放した、特別な日だったせいかもしれない

横浜にもどってから1年くらいは沖縄に旅する事さえこわかった
またあの島のやわらかい空気に触れたら
横浜から逃げ出したくなると心は思って、行けなかった

タイミングはなかなかこなかった
時々遠くの風の便りで、行きつけだったバーやイベントスペースが
なくなったと聞いた

「変わるんだね」
いつもそんな話の終わりには私たちだけに存在するあのころの事を
懐かしんで電話を切った

変わっているものも、変わっていないものも
変わった自分の何かも、変わることをしない自分も

いつかはまた変わる

ただ南の島の空の色は変わっていないかもしれない
それは私の中で永遠に焼き付けられた、生やさしい感覚の記憶が
ずっと心で存在するからだ

それを人は魂の記憶と呼ぶのだと思う













Posted at 01:21 | ひとりごと | COM(0) |
2007.04.16

LIVEの予定

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来月のLIVE予定です

*5.19 [SAT]@青山LOOP

live house LOOP 2nd Anniversary vol,2
「 EARTH VIBES」

EARTH MUSIC
16:30 OPEN
17:00 START

SPECIAL GUEST :
OKI(アイヌのトンコリアコースティックライブ)

adv: 2500yen+1d
door: 3000yen+1d

JAMMYの演奏は19時くらいです




*5.26[SAT]@富士宮 猪の頭キャンプ場

KAGURA神楽

スケジュールの詳細はまだ未定です


19日のライブは前売りのチャージで入れるので来られる方はmail下さい
相変わらずのゆるいサウンドでお待ちしてます















Posted at 00:03 | LIVE | COM(0) |
2007.04.15

灯のイニシエーション

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秋の夜に鳴く虫のように、私は夜は夜の色が好きだ
その日も電気を消して蝋燭を灯し、セージを焚こうとした
まるで私の中でつくりあげられた、暗闇がいっぱいになった時にする
自分だけの決まり事のように

ライターがたまたま切れていて、マッチを久しぶりに使った
一瞬にして燃え上がる炎に、一瞬のストーリーがそこに充満した

太陽を凝縮した熱い鼓動のような、実体のないようにも錯覚する光
灯のイニシエーションがそこに存在した

何とも言い換えようのない香りと
どこかで感じる木の吐息
それは一瞬のストーリーを包み込むように、煙となって天へと消えた

その日の暗闇に灯された光は特別だった
外に真実を求めようと、行く当てのない旅をした後の
虚無感でいっぱいになった私を癒した

そして光にまるで真実はそこだよと
自分の内面を指さされているようだった

今日も一瞬の儀式を何人の旅人が通過していることだろう
ふと夜の片隅で揺れる光が私の心を通り過ぎる







Posted at 01:32 | ひとりごと | COM(0) |
2007.04.04

メメントモリと雨

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雨は満月の鋭い光を静め、天と地を結ぶ
こんな日の雨はどこまでも落ち着く
前へ進もうとする燃えた欲望を溶かすから

メメント・モリ
真言のようなこの言葉が雨音とともにふとよぎった

藤原新也の著書「メメント・モリ」を読み返す

何回呼んでも心が呼吸を速くする一節がある

「自然を真似た女は畏い、そしてやさしい
 自然を真似なくなった女は、狂う」

自然を真似る、とは社会の正しいとされる美のモデルを目指す事でも
飾りと培った理性で自らの意志を隠す事でもない

太陽を仰ぎ雨に浄化され、野放しとなった自然の姿は
物質主義の蛍光灯に照らされながら作られた大量の無心のモノとは
比べられないほど美しい

わがままと、我が道を信じることは違う
理性を無視することと、心の自由は違う
狂うことと、自然に生きることは違う

人は時に「狂う」ことを反対にとらえている
狂っているのは、メディアのスクリーンに映し出される
つくられた世界の方かもしれないのに

自分の中の自然に在る心は、美しい
それがたとえ社会にとって雑草にすぎなくても。

自然を真似るとは大地の呼吸に耳を澄ませること
時間に振り分けられた心をリセットできる意識をもつこと

どんな人にだってそれができる

私たちは自然という母の中から産まれた胎児であって
原点は自然であるから

自然を真似できる女でありたいと
満月の雨に想う















Posted at 02:10 | ひとりごと | COM(0) |